敵御方供養塔(国指定重要史跡)
境内東門を入ってすぐ左にあります。怨親平等の碑とも呼ばれる南無阿弥陀仏」の碑は、室町時代の応永23年(1416)に、上杉氏憲(禅秀)が足利持氏に対して反乱を起こした時、幕府は持氏を援助したため氏憲は敗れ去りました(禅秀の乱)。この乱によって両方に死傷者が多く出たので、遊行十四代太空上人は、一山の僧と近在の人々と共に敵味方両軍の傷ついた人たちを収容して治療を行うとともに、戦没者を葬り敵味方の区別なく平等に供養し、供養塔を建立してその霊を弔いました。
このような、いわゆる博愛思想をあらわす塔や碑は他にもありますが、この碑はその中でも最も古く、大正15年に国の史跡に指定されています。
◆おすすめの散歩コース◆
【コースA】
惣門→赤門→真浄院→鐘楼→一遍上人像→地蔵堂→本堂
【コースB】
敵御方供養塔(怨親平等の碑)→長生院→小栗判官照手姫の墓→歴代上人御廟所
【コースC】
惣門→いろは坂→明治天皇御膳水→宝物館→中雀門→放生池→宇賀弁財天
◆境内の文学碑◆
河野静雲の句碑 清水浩の句碑 青木泰夫の句碑 通暁の句碑
川田順の一遍上人を讃える長唄 鈴木貫介の歌碑 高橋俊人の歌碑
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