月例法話会
毎月23日2時より、総本山遊行寺信徒会館において月例法話会を行っています。
入場は無料ですのでお気軽にお越しください。
*月によって場所、時間等が変更になる場合がありますので、ご注意ください。
― 次回予告 ―
12月のおはなし・・・「私にとっての時宗、私にとっての一遍上人」
日本の仏教界がその歴史の中で最も安穏としていた時は、おそらく江戸時代でしょう。徳川家により統制された日本仏教は、それが故に安定し宗派としてもそれぞれが独立共存し栄華の時代を過ごしました。そして明治期を迎え徐々に崩れ始めたその屋台骨は、平成期も四半世紀を越えいよいよその存在意義を問わ
れる時代に突入し始めました。
ここで改めて、私自身としては「私がなぜに時宗という宗派の僧侶であるのか」、「なぜ一遍上人という鎌倉時代にご活躍された僧侶を私は信奉するのか」、そして皆さんにとっても「家の宗派が時宗だから、ただなんとなく」、「私は無神論者だから、何も信じていません」といった、そもそも今の時代に宗教が必要なのか?宗教は時代が進化すれば必要ないのか?今回はなぜ今の時代に宗教がそして時宗の考えが必要なのか、皆さんと共に考えてみたいと思います。
講師 布教伝道研究所所員
兵庫県神戸市 普照院 小田義宗 師