秋季開山忌
9月14日、15日に行われる一遍上人の忌日法要です。
一遍上人は正応2年(1289)8月23日の朝、摂津国兵庫島の観音堂(兵庫県神戸市兵庫区松原通)で入寂されました。墓は在家の人々によってこの観音堂のわきに設けられ御影堂が建てられました。
神戸真光寺はこの御影堂を護持するために創建されるようになりました。
一遍上人の年忌法要は各地に止住する時衆たち、あるいは遊行回国中の時衆たちによって行われるようになりました、
聖戒によって完成された『一遍聖絵』はその奥付に「正安元年8月23日」とありますが、これは一遍上人入寂後、10周年の年忌に供養として作成されたことがわかります。
また、正安3年(1301)には遊行回国中の遊行二祖真教上人が御影堂に来て13回忌を修しています。
このときの法要は、真教上人以下数十人の時衆、および多数の参詣人をも交え、時宗にとって重要な年中行事となりました。
明治時代に入ると、太陽暦の採用により、9月に開山忌が行われるようになりました。
また、春季開山忌と同様に稚児行列も行われます。
【令和6年度 開山忌のご案内】
令和6年度 秋のお稚児さん募集は定員数に達し受付終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。