真浄院
真浄院は遊行寺山内の筆頭寺院で、本山役僧が住職を務めていました。講中宿泊所でもありました。
歴代上人が法燈をつがれるときは、この寺院で旅装をとき、真浄院住職の先導により、清浄光寺に入山する由緒ある伝統的な慣例が、今日まで続けられています。また上人が法燈をつがれた時だけではなく、遊行回向の旅から本山に帰って来た場合も同じような事が行われていました。
創建については、遊行寺の創建された正中2年と、ほぼ同時であったと伝えられています。そのため開山は呑海上人で遊行寺と同じです。当寺に関する文献は、明治13年11月26日の大川屋よりの出火によって、遊行寺と共に焼失したことは惜しまれます。
◆おすすめの散歩コース◆
【コースA】
惣門→赤門→真浄院→鐘楼→一遍上人像→地蔵堂→本堂
【コースB】
敵御方供養塔(怨親平等の碑)→長生院→小栗判官照手姫の墓→歴代上人御廟所
【コースC】
惣門→いろは坂→明治天皇御膳水→宝物館→中雀門→放生池→宇賀弁財天
◆境内の文学碑◆
河野静雲の句碑 清水浩の句碑 青木泰夫の句碑 通暁の句碑
川田順の一遍上人を讃える長唄 鈴木貫介の歌碑 高橋俊人の歌碑
俣野大権現 黒門 御番方 山門跡 江の島一の鳥居袴石 手洗鉢 円意居士墓 中里理安・理益の墓 南部茂時の墓 酒井忠重逆修六地蔵 酒井忠重五輪塔 堀田家三代の墓碑 稲葉家基碑と隅切三 新田満純公墓碑 戦没者供養塔 戦没者慰霊名号碑 大悲水子地蔵菩提像 畜霊供養塔 魚鱗甲貝供養塔