中雀門(市指定重要文化財)
安政六年(1859)に建立された、遊行寺境内で最も古い建造物です。四脚門で、高さ約6メートル、幅約2メートル70センチ。大棟に皇室との深いつながりを示す菊の御紋、屋根の下に徳川家の家紋である葵の御紋が刻まれています。建立者は紀伊大納言徳川治宝(とくがわはるとみ)です。
1880年の藤沢宿大火の被害は免れましたが、1923年の関東大震災では倒壊しました。その後、そのままの形で再建され、現在にその姿をとどめています。
建築年代が明確な近世建築で、現在も利用されていることが評価され、市指定重要文化財に指定されました。
◆おすすめの散歩コース◆
【コースA】
惣門→赤門→真浄院→鐘楼→一遍上人像→地蔵堂→本堂
【コースB】
敵御方供養塔(怨親平等の碑)→長生院→小栗判官照手姫の墓→歴代上人御廟所
【コースC】
惣門→いろは坂→明治天皇御膳水→宝物館→中雀門→放生池→宇賀弁財天
◆境内の文学碑◆
河野静雲の句碑 清水浩の句碑 青木泰夫の句碑 通暁の句碑
川田順の一遍上人を讃える長唄 鈴木貫介の歌碑 高橋俊人の歌碑
俣野大権現 黒門 御番方 山門跡 江の島一の鳥居袴石 手洗鉢 円意居士墓 中里理安・理益の墓 南部茂時の墓 酒井忠重逆修六地蔵 酒井忠重五輪塔 堀田家三代の墓碑 稲葉家基碑と隅切三 新田満純公墓碑 戦没者供養塔 戦没者慰霊名号碑 大悲水子地蔵菩提像 畜霊供養塔 魚鱗甲貝供養塔