地蔵堂
お地蔵さんの由来
地蔵菩薩は、お釈迦様亡き後、この世で私たちを救ってくださる仏様です。
なかでも「ひぎり地蔵菩薩」は、日を限ってお参りをすることによって願いがかなえられるので、全国各地で信仰をあつめています。
遊行寺の門前は、東海道の藤沢宿として栄え、江戸・明治・大正の頃には、道中安全をお祈りするために、お地蔵さんを詣でる人々で賑わいました。しかし、大正12年の関東大震災で遊行寺も本堂など多くの建物が倒壊し、地蔵堂も倒壊したため、応急処置を施して本堂内に安置されてきました。
このたび全国宗門寺院および檀信徒皆様の協力で、平成の大修理として解体修理しましたところ、胎内から『少病少悩』等の文字と「享保六年辛丑年四月廿四日」の日付が発見され、江戸庶民の信仰がしのばれます。
平成26年6月に修復を終え、関東大震災から約百年ぶりに再建された地蔵堂に安置されました。
輝きを増したお地蔵さんは、偉大な法力を備え、交通安全・安産成就や子どもの成長安寧の他、病魔退散・健康長寿といったご利益を施してくださいます。
平成26年9月15日 時宗総本山 清浄光寺(遊行寺)
この地蔵堂は、東日本大震災を機に、震災・風水火災で亡くなられた方々の鎮魂の為に発願し建立されました。
◆おすすめの散歩コース◆
【コースA】
惣門→赤門→真浄院→鐘楼→一遍上人像→地蔵堂→本堂
【コースB】
敵御方供養塔(怨親平等の碑)→長生院→小栗判官照手姫の墓→歴代上人御廟所
【コースC】
惣門→いろは坂→明治天皇御膳水→宝物館→中雀門→放生池→宇賀弁財天
◆境内の文学碑◆
河野静雲の句碑 清水浩の句碑 青木泰夫の句碑 通暁の句碑
川田順の一遍上人を讃える長唄 鈴木貫介の歌碑 高橋俊人の歌碑
俣野大権現 黒門 御番方 山門跡 江の島一の鳥居袴石 手洗鉢 円意居士墓 中里理安・理益の墓 南部茂時の墓 酒井忠重逆修六地蔵 酒井忠重五輪塔 堀田家三代の墓碑 稲葉家基碑と隅切三 新田満純公墓碑 戦没者供養塔 戦没者慰霊名号碑 大悲水子地蔵菩提像 畜霊供養塔 魚鱗甲貝供養塔