1月のお知らせ
新年おめでとうございます。
お年始のご挨拶を申し上げますとともに、謹んで檀信徒の皆様の平安を御祈念いたします。
◎「今月のお知らせ」のPDF版は→「遊行寺だより(1月)」
◆今月の行事◆
◎修正会【1日(月)0時】
未明に除夜の鐘とともに修する法要です。
前年の諸悪を懺悔し、新年の安泰を祈願します。
◎写経会【7日(日)13時】
毎月第1日曜日に開催しており、どなたでも気軽に写経の体験ができます。
受付は12時半からです。(御志納1,000円)
手ぶらでご参加いただけ、終了時間は自由です。
詳細はこちらをご覧ください。
◎初賦算【12日(金) 9,11時】
新年に初刷りした念仏札をお配りします。
ぜひ本堂へお参りください。
◎檀徒会新年会【12日(金) 12時】
初賦算に続いて開催します。
お檀家の皆様と総本山役職員とが親睦を深める数少ない機会です。
当日3日前まで受付しておりますのでふるってご参加ください。
◎どんど焼き【14日(日) 9時】
旧年中の御守・御札などをお焚き上げします。
*他の寺社でお求めのものや、仏像・仏壇を持ち込まれてもお焚き上げできません!
◎月例法話会【23日(火) 14時】
午後2時より信徒会館にて行います。
ご参加は自由ですのでお気軽にお越しください。→次回予告のページ
当月講師 : 時宗布教伝道研究所
東京都八王子市 直入院 矢島賢一師
◆今月の催事◆
◎蚤の市(骨董市)【4(水),7(日)】
毎月第1日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-4416-2168(石田様)
◎ボロ市(骨董市)【21日(日)】
毎月第3日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-2660-6935(中島様)
◎寺ヨガ【14日(日)】
毎月第2曜日開催。午前9時~。午前11時~。午後1時~。
お問い合わせ・お申込み:090-4365-5034(ナーニャ先生)
◎野菜市【3,10,17,24,31日】
毎週水曜日 午前中(雨天中止)
◆今月の言葉◆ →<一覧>
財宝は煩悩の所依
心又欲のみなもとなり
他阿真教上人
『他阿上人法語』
~ 真教上人のおこころ ~
財宝は煩悩が拠り所にし、住処(すみか)としている。そして心もまた欲望の根源である。人は一歩間違えれば財宝によって煩悩に振り回され、欲望によって心を蝕まれてしまうのだ。 |
◎“財宝は毒蛇?”
時宗総本山護持会が発行している「時宗 月訓カレンダー」をご存知でしょうか。このカレンダーには「偉人の名言」が月ごとに揮毫(きごう)されていて、毎月楽しみに拝見させていただいています。
先日、平成30年版のカレンダーに二祖他阿真教上人のお言葉が載っているのに気付きました。次のようなお言葉です。
「財宝は煩悩の所依」
所依とは「拠り所」という意味ですから、「財宝は煩悩が拠り所にする存在である」とおっしゃっています。とはいえ、「財宝(お金)=煩悩=悪」と言われると私たちは生活できなくなってしまいます。ですから、ここでは財宝自体が“悪”と説かれているかというと、そうではないと思います。
例えるならば、財宝は「刃物」と同じようなものではないでしょうか。刃物は、調理に使えば食事の下ごしらえの道具、医師が使えばメスとして人命救助の道具になります。しかし、用途によっては人を傷つける凶器にもなりえるでしょう。お分かりかとは思いますが、要は「財宝」にも「刃物」にもそれ自体に罪はなく、それを正しく使えるかは私たちにかかっているのです。
お釈迦さまはかつて財宝のことを「毒蛇」であると例えられました。財宝に目がくらむと知らず知らずのうちに心を蝕(むしば)まれ、気づいた時には手遅れになってしまうことを知っておられたからです。よほど注意して扱わなければならないということを肝に銘じておかなくてはいけないでしょう。
そうは言っても私たちにそのような注意力、判断力がしっかり備わっていると自信をもって言えるでしょうか。もし自信がないというのならば、「財宝」も「刃物」も何事も、“必要以上に求めない、そばに置かない”というのも一つの手です。
さて戌年の新年、「煩悩の犬は追えども去らず」とはいいますが、しっかりと自分自身の在り方を見つめていきたいものです。
合掌
(山務書記:髙垣浩然)
◆遊行寺宝物館◆
特別展『遊行寺の逸品』
〔1月1日(月)~2月12日(月)〕
・開館日:毎週月・土・日曜日・祝日
・入館料:一般500円、中学生以下300円
(15名以上の団体は2割引き)