4月のお知らせ
春の彩りに満ちた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
境内の桜は徐々に開花が始まっております。
今月も各種行事が催されます。ぜひ春の遊行寺へご参拝ください。
◎「今月のお知らせ」のPDF版は→「今月のお知らせ(4月)」
◆今月の行事◆
◎写経会【2日(日)13時】
毎月第1日曜日に開催しております。
受付は12時半からです。終了時間は自由で、どなたでもご参加いただけます。
詳細はこちらをご覧ください。
◎釈尊降誕会(花まつり)【8日(土)】
お釈迦様のお誕生日をお祝いいたしましょう。
本堂内に花御堂を飾り、甘茶と花の種をお配りします。
*法要は午前5時半と10時の2回行います。
◎春季開山忌【21日(金)~24日(月)】
期間中、各家先祖供養を受付いたします。
5時の朝のお勤めは晨朝礼讃を修します。
4月21日(金)
10:30 開白法要
13:30 大施餓鬼法要
15:00 奉納芸能(開山忌寄席)柳亭左龍師匠
4月22日(土)
10:30 藤沢市遺族会戦没者慰霊法要
11:30 放生会(於 放生池)
13:30 御詠歌奉納 寺庭婦人会
14:00 大施餓鬼法要
4月23日(日)
10:30 大施餓鬼法要
13:30 稚児行列
引き続き 大施餓鬼法要
15:00 月例法話会
15:30 踊り念仏奉納 藤沢市踊り念仏保存会
4月24日(月)
10:00 日限地蔵菩薩御縁日法要
10:30 大施餓鬼法要
引き続き 結願法要
◎月例法話会【23日(土)】
15時より本堂にて行います。
ご参加は自由ですのでお気軽にお越しください。➡次回予告のページ
当月講師 : 時宗布教伝道研究所
静岡県富士市 泰徳寺 木本鑑乗 師
演題は「清らかな心で見れば、清らかな世界が見える?」です。
◆今月の催事◆
◎蚤の市(骨董市)【2日(日)】
毎月第1日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-4416-2168(石田)
◎ボロ市(骨董市)【16日(日)】
毎月第3日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-2660-6935(中島)
◎野菜市【5,12,19,26日】
毎週水曜日 午前中(雨天中止)
◆今月の言葉◆ →<一覧>
一切衆生のためならで
世をめぐりての詮もなし
一遍上人「百利口語」
~ 一遍上人のおこころ ~
全ての人々のためにではなく、自分のためだけに世の中を生きたとしても無益なことではないか。 |
◎“人のこと”
今月は4月21日より春季開山忌を迎え、時宗総本山遊行寺を創建された遊行4代他阿呑海上人の遺徳をお忍びいたします。
二祖真教上人や呑海上人は、宗祖一遍上人と異なり、遊行し全国を行脚するだけでなく、寺院を建立し僧侶を常駐させるという布教方法もとられました。それが今日まで残る全国の時宗寺院の始まりであり、現在も遊行と寺院の双方で布教するという時宗独特の習わしが残っています。
全国を行脚するにせよ、寺院に身を置くにせよ、布教の目的は身命を賭して念仏の教えを広め、多くの人に利益を与えることです。このように自分ではなく他者に心を配り、利益を与えることを仏教用語で「利他」と言い、非常に良い行いとされています。
ただ、人というのはどうしても自己中心的に考えてしまうことが多々あります。「自分さえよければよい」と普段は考えないという人も、実際は身近な人となると誰しもが利己的になりがちです。例えば、自分の子供さえよければよい、家族さえよければよい・・・といった具合です。これでは社会もうまく回りません。そうではなく、あらゆる人、全ての人に思いやりの心を向けなさいと仏教では説かれます。
また、自分の心は変えようとせず、人にもっとこうしてほしい、こうすべきだ、と押し付けるのも自分中心の一つと言えます。よくよく考えてみれば、自分の心さえ変えるのは難しいのに、人の心を変えるのはなおさら難しいことだと思いませんか。人に「何々すべき」と言うのではなくて、「自分はこうありたい」と考えるのも人間関係を良くする一つの手段でしょう。
利他の精神は、社会全体の潤滑油として働き、人間関係をより良くします。周囲の人々が幸せであれば、自分も日々笑顔で過ごすことができる、そうしたご利益となって戻ってくるのです。
合掌
(山務書記:髙垣浩然)
◆遊行寺宝物館◆
特別展『遊行寺の交流史』
〔2月25日(土)~5月8日(月)〕
・開館日:毎週月・土・日曜日・祝日
・入館料:一般500円、中学生以下300円
(15名以上の団体は2割引き)