6月のお知らせ
梅雨空のもと、紫陽花や花菖蒲がよりいっそう輝いて見えます。
雨の日は外に出たくないという方も多いかもしれませんが、普段と違った情景を楽しめるというのも魅力です。
特にお寺などは雨によって色味に深みが増すので、より違いを楽しめるかと思います。
ちょうど今月中旬まで開放している菖蒲園は、廊下から椅子に座ってゆっくりと観賞できるので雨天でもおすすめです。
遊行寺へのご参詣をお待ちしております。
◎「今月のお知らせ」のPDF版は→「今月のお知らせ(6月)」
フォトギャラリー 今月の一枚 |
題 名:春の花 ご投稿者:ありえ 様 |
◆今月の行事◆
◎犬猫慰霊法要【19日(日)】
午後1時 受付
午後1時半 法話
午後2時 慰霊法要
場 所・・・本堂及び慰霊塔前
回向料・・・5,000円(塔婆料・御供物を含む)
◎月例法話会【23日(木)】
14時より信徒会館にて行います。
ご参加は自由ですのでお気軽にお越しください。→次回予告のページ
当月講師 : 時宗布教伝道研究所
茨城県笠間市 教住寺 鈴木正司 師
◎大施餓鬼法要(お檀家様)【27日(月)】
以前よりご案内の通り本年より6月27日に変更になりました。
午前10時 檀信徒総会
午前10時半 法話
午前11時 大施餓鬼法要
◎菖蒲園開放【17日(金)まで】
今年も花菖蒲の開花に合わせ、期間限定で菖蒲園を開放いたします。遊行寺の菖蒲園は小規模ながら、色鮮やかな菖蒲と昔ながらの書院との調和が楽しめると、ご好評をいただいております。ぜひ、穏やかなひと時をお過ごしください。
◆今月の催事◆
◎蚤の市(骨董市)【5日(日)】
毎月第1日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-4416-2168(石田)
◎ボロ市(骨董市)【19日(日)】
毎月第3日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-2660-6935(中島)
◎野菜市【1,8,15,22,29日】
毎週水曜日 午前中(雨天中止)
◆今月の言葉◆ →<一覧>
命をさゝふる食物は あたりつきたる其のまゝに
死するを嘆く身ならねば 病のためともきらはれず
一遍上人
~ 一遍上人のおこころ ~
命を支える食事は施されたままいただきます。いつ死を迎えてもよい身ですから、健康に良い悪いなどの理由で好き嫌いすることは嘆かわしいことです。 |
◎“いただきます”
今月は犬猫慰霊法要を営みます。「犬猫」とはありますが、犬や猫以外にも様々な動物のご供養をいたします。
近年ペットの数は増え続け、犬と猫だけでも約2000万匹が飼われているそうです。現在、15歳未満の子供の数が約1600万人という統計もありますので、いかに多くの家庭でペットが飼われているかがわかります。
さて、多くの動物の命は人間に比べると非常に短いものです。命の長さは平等ではありませんが、命の尊さは平等であると仏教では説かれます。普段私たちが何気なく食事の中で食べている動物や魚、野菜、果物も当然この尊い命です。
では、「いただきます」という食事前の言葉にはどのような意味があるのでしょうか。もちろん食事を作った人、食材を育てた人などその食事に関わった人すべてに感謝するという意味もあるかと思います。ただ、もっと大切な意味は「これから尊い生命をいただきます」という感謝の念です。
私たちは“命は大切にしましょう”と幼い頃より教わってきました。ただ、人間は自らの生命を維持するために他の生命を奪わざるをえない存在でもあります。これを仕方ないで済ませることは人間の身勝手だと言えましょう。他の命が自分の命を支えてくれている、その命をどのようにまっとうすべきか。私たちはこのことを忘れることなく、しっかりと考えなければならないと思います。
自分は他の無数の生命によって生かされているということに気が付けば自然と、「いただきます」と言う時の心持ちが変わってくるのではないでしょうか。
合掌
(山務書記:髙垣浩然)
◆遊行寺宝物館◆
ふじさわ宿交流館開館記念特別展
『藤沢宿と遊行寺』
〈4月29日(金祝)~7月18日(月祝)〉
・開館日:毎週月・土・日曜日・祝日
・入館料:一般500円、中学生以下300円
(15名以上の団体は2割引き)
・主な展示:遊行寺開山 吞海上人坐像 天正16年(1588)