12月のお知らせ
朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。外出する際は、暖かい服装をして、体調を崩さないように気を付けましょう。
◎「今月のお知らせ」のPDF版は→「遊行寺だより(12月)」
◆今月の行事◆
◎写経会【1日(日)13時】
毎月第1日曜日に開催しており、どなたでも気軽に写経の体験ができます。
受付は12時半からです。(御志納1,000円)
手ぶらでご参加いただけ、終了時間は自由です。
詳細はこちらをご覧ください。
◎除夜法要【31日(火)】
大みそか恒例の「除夜の鐘つき」参加者を募集しています。(限定108名・予約制・1000円)
◆今月の催事◆
◎蚤の市(骨董市)【1日(日)】
毎月第1日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-4416-2168(石田様)
◎ボロ市(骨董市)【15日(日)】
毎月第3日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-2660-6935(中島様)
◎寺ヨガ【8日(日)】
毎月第2曜日開催。午前9時~。午前11時~。午後1時~。
お問い合わせ・お申込み:090-4365-5034(ナーニャ先生)
◎野菜市【4,11,18,25日】
毎週水曜日 午前中(雨天中止)
◆今月の言葉◆ →<一覧>
過去遠々のむかしより
今日今時にいたるまで
おもひと思ふ事はみな
叶はねはこそかなしけれ
『別願和讃』
~一遍上人のおこころ~
思い通りにならないことばかりで悲しくなってしまうのが凡夫です。 結果にばかりとらわれず、悟りの境地を目指すのです。 |
◎鐘の音とともに
今年も残すところあと一か月。時間の流れの早さを感じております。
年の瀬が迫り一年を振り返ると、良いことや悪いこと、改善しなければいけないことなど様々なことを思い起こすのではないでしょうか。
さて、遊行寺では大晦日の深夜から元朝にかけ、除夜法要を修行しております。大晦日は「除日」と呼ばれ、古い年を除き去り新年を迎える日という意味を表します。その夜に煩悩を払うために打つ鐘を「除夜の鐘」と呼び、一般的に煩悩の数と同じ108回撞きます。
煩悩の数については四苦八苦という言葉に由来しているといわれます。
四苦(4×9=36)と八苦(8×9=72)を足した数が108になることから、煩悩は108つあるという訳です。(諸説あります)
仏教では、人生を送る上でどうしても避けられない苦しみを四苦とし、その四苦にさらに四つ加えて八苦で表します。ですから、四苦八苦といっても苦が12個あるわけではなく、全部で8つとなるわけです。
四苦は「この世に生まれる辛さ」「老いていく悲しみ」「病の苦しみ」「死への恐れ」を表す生老病死を指し、八苦は愛別離)苦(愛する者との別れ)怨憎会苦(怨み憎んでいる者に会うこと)求不得苦(求める物が得られないこと)五蘊盛苦(肉体と精神がおもうままにならないこと)を意味します。
私たちの心を汚す煩悩の多くは、四苦八苦の言葉が示すように、自分の思いどおりにならないがゆえに湧き出るものです。また消し去ろうとしてもなかなか消え去るものでありません。だからこそ、年に一度は自らの行いを振り返り、悔い改めて同じ過ちを繰り返さないようにするのです。
一年の締めくくりには、除夜の鐘が鳴り響く遊行寺へぜひ足を運んで下さい。
鐘の音には、煩悩を振り払い心に落ち着きを与えてくれる他にも、過ぎ去ってゆく年への感謝や、新年への期待感をつのらせてくれます。
皆さまのご参拝お待ちしております。どうか気持ち安らかに素敵な一年をお迎えください。
合掌
(内近司 常盤 慈人)
◆遊行寺宝物館◆
特別展 礼讃の表現
開催期間:11月16日(土)~12月22日(日)
開館日:毎週月・土・日・祝日
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
入館料:一般500円 小学生以下300円