10月のお知らせ
今月はいよいよ大法要を厳修いたします。大法要では時宗独自の法要として來迎讚、踊躍念仏、六時礼讃を営みます。スケールの大きさ、式衆の動きなど、いつもとは違った雰囲気の法要にご参拝いただければと思います。
◎「今月のお知らせ」のPDF版は→「遊行寺だより(10月)」
◆今月の行事◆
◎写経会【6日(日)13時】
毎月第1日曜日に開催しており、どなたでも気軽に写経の体験ができます。
受付は12時半からです。(御志納1,000円)
手ぶらでご参加いただけ、終了時間は自由です。
詳細はこちらをご覧ください。
◎第三回遊行寺特別講演会【10日(木)】
講師に露の団姫師、光誉祐華師を迎え、
「露の団姫の極楽寄席」・「歌と法話の仏教伝道ライブ」と題し講演していただきます。
◎二祖真教上人七百年御遠忌 大法要【11日(金)~15日(火)】
詳細はこちらをご覧ください。
◆今月の催事◆
◎蚤の市(骨董市)【6日(日)】
毎月第1日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-4416-2168(石田様)
◎ボロ市(骨董市)【20日(日)】
毎月第3日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-2660-6935(中島様)
◎寺ヨガ【20日(日)】
毎月第2曜日開催。午前9時~。午前11時~。午後1時~。
お問い合わせ・お申込み:090-4365-5034(ナーニャ先生)
◎野菜市【2,9,16,23,30日】
毎週水曜日 午前中(雨天中止)
◆今月の言葉◆ →<一覧>
口にまかせてとなうれば 声に生死の罪消えぬ
『別願和讃』
~一遍上人のおこころ~
念仏は口に任せて称えれば、その一声一声の中に生死の迷いや罪は消えて救われるのである。念仏を重ねる度に、阿弥陀様の功徳がいつの間にか心に染みついて表れてくるのである。 |
◎微妙香潔の香りなり
先月の秋季開山忌が終わる頃には暑さも落ち着き、秋の風が感じられるようになってきました。毎年涼しげな秋風にのって、寺務所前の金木犀の香りが漂い始めると、「今年もこの季節がやってきたな」と心地良くさせてくれます。
さて、皆さまは薫習という言葉をご存知でしょうか。
私たちが普段生活を送っている部屋は知らず知らずのうちに、自分自身の香りが染みついていきます。それと同じく、三つ子の魂百までと申しますとおり、子供のころに教えてもらった食事作法や言葉遣いなどは大人になっても忘れることなく、浸透しております。
また、自分で決意しひたむきに取り組んでいれば、次第に自分の力となっていきます。同様に、他者の行動を見聞きすることで、自然と体に染みついていく力もあります。自分自身や他人の行為が心や体に影響を与えて残存すること、それが薫習でございます。
仏さまのいる極楽世界に咲く様々な色の蓮の花は微妙香潔と呼ばれ、いつも気高く清らかな香りを漂わせていると言われています。さらにそれは単にいい香りというだけでなく、仏さまの教えが説かれる世界ですので、清らかな仏の教えが香りと共に身に染みついてくることでしょう。
秋は涼しさに加え、落ち着いた夜の時間が長いことから、様々なことに集中して取り組むことができる季節として、読書の秋、芸術の秋などと言われます。
金木犀の香りには心を落ち着かせるリラックス効果や潜在能力を引き出してくれる力があるそうです。一つのことを継続して取り組むことはなかなか容易なことではありませんが、秋の香りを感じながら自分にとって実りある習慣となるよう、心静かに薫習してみてはいかがでしょうか。
合掌
(内近司:常盤慈人)
◆遊行寺宝物館◆
二祖上人七百年御遠忌特別展『真教と時衆』
〔9月7日(土)~11月10日(日)〕
・開館日:毎週月・金・土・日曜日・祝日
・入館料:一般900円、小学生400円、小学生未満無料