8月のお知らせ
暑い日が続いております、こまめに水分補給をして、くれぐれも熱中症にはお気を付けください。
また、今月は境内にて薪能が開催されます。暑さに負けず、能や狂言をお楽しみにご参拝いただければと思います。
◎「今月のお知らせ」のPDF版は→「遊行寺だより(8月)」
◆今月の行事◆
◎写経会【4日(日)13時】
毎月第1日曜日に開催しております。
受付は12時半からです。終了時間は自由で、どなたでもご参加いただけます。
詳細はこちらをご覧ください。
◎初盆供養会【11日(日)14時】
本堂にて合同で初盆供養を行います。
*初盆を迎えるご家庭にのみご案内しております
◎月例御忌法要【27日(火)】
遊行寺本堂にて二祖真教上人の月命日法要を営みます。
午後二時から法話をいたしまして、引き続き法要となります。
◆今月の催事◆
◎遊行寺薪能【23日(木)】
開場:4時 / 開演:4時40分
終演予定:午後8時ごろ
お問合わせ:遊行寺薪能実行委員会事務局かながわ信用金庫業務部内
電話 046-821-1709
◎蚤の市(骨董市)【4日(日)】
毎月第1日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-4416-2168(石田様)
◎ボロ市(骨董市)【18日(日)】
毎月第3日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-2660-6935(中島様)
◎寺ヨガ【18日(日)】
毎月第2曜日開催。午前9時~。午前11時~。午後1時~。
お問い合わせ・お申込み:090-4365-5034(ナーニャ先生)
◎野菜市【7,14,21,28日】
毎週水曜日 午前中(雨天中止)
◆今月の言葉◆ →<一覧>
もっぱら仏法僧を念じて
感応の力を忘れることなかれ
「時衆制誡」
もっぱら、仏法僧の三宝を念じて仏の慈悲を感じて、それに応じてこたえる衆生の力を忘れるな。 ※感応・・・人に対する仏の働きかけと、それを受け止める人の心 |
◎感応道交
夏には仏教の代表的な行事、お盆がございます。お盆を迎えると、皆さんも親戚や友人と再会し、にぎやかに語り合い、楽しく食事をされることかと思います。みんなと集まるその時間は、きっと有意義に感じられることでしょう。そしてまた、お盆とはそういった楽しい時間を過ごすだけでなく、お帰りになったご先祖さまの供養をする大切な期間であります。
私たちは、家族や友人など多くの人とのつながりの中で生きていますが、いつまでも一緒にいたいという願いとは裏腹に、死の別れが必ずやってきます。皆さんも、年回忌法要を営む時は、ご先祖さまへ供養のこころを表しているかとは思いますが、日常生活ではどうでしょうか。案外普段はその存在を思い出すことを怠っていませんか。
さて、話は変わりますがここで、日本の童謡詩人・金子みすゞさんの『寂しいとき』という詩をご紹介いたします。
わたしがさびしいときに、よその人は知らないの。
わたしがさびしいときに、お友だちはわらうの。
わたしがさびしいときに、お母さんはやさしいの。
わたしがさびしいときに、ほとけさまはさびしいの。 (出典:「金子みすゞ全集」JULA出版局)
この詩では、人間の心とは友人や家族であっても理解するのは困難であり、他人にはわかりえないものだということをうたっています。しかし、最後の一文に目を向けると、仏さまだけは同じ気持ちになってくださっていることがわかります。仏さまとは私たちを常に見守ってくださり、喜びや悲しみを分かち合ってくれる存在であると感じられませんか。
確かに私たちは、ご先祖さまから何かしらの形で、想いを受け取り、励まされ、精神面の支えにして生きているように思います。同じ空間にいて会話ができなくても、大切な人であればあるほど通じ合うものです。
お盆には、お墓参りに行くのはもちろんのこと、日常生活を送る中でご先祖さまの存在を忘れないということが、私たちのできる一番の供養ではないでしょうか。誰にでも別れの瞬間は訪れますが、その命の終わりを人間関係の終わりにしてはいけません。
“感応道交”、仏さま(ご先祖さま)と私たちの心は通じあっているという意味の言葉です。より近くに感じ、その関わりを大切にしたいものです。
合掌
(内近司:常盤慈人)
◆遊行寺宝物館◆
時宗二祖真教上人七百年御遠忌特別展『遊行寺の記録』
〔6月1日(土)~8月26日(月)〕
・開館日:毎週月・土・日曜日・祝日
・入館料:一般500円、中学生以下300円
(15名以上の団体は2割引き 但し休日開館時は除く)