6月のお知らせ
花菖蒲が綺麗に咲き、境内の雰囲気が季節と共に変わってきたのを実感する今日この頃です。
今月は犬猫慰霊法要、大施餓鬼法要を厳修いたします。
みなさまのご参詣を心よりお待ちしております。
◎「今月のお知らせ」のPDF版は→「今月のお知らせ(6月)」
◆今月の行事◆
◎犬猫慰霊法要【3日(日)】
当山に納骨されている動物だけでなく、あらゆる生命に対する供養をいたします。
午後1時 受付開始
午後1時半 法話
午後2時 慰霊法要
・場 所…本堂及び慰霊塔前
・回向料…一霊5,000円(塔婆料・御供物を含む)
◎写経会【3日(日)13時】
毎月第1日曜日に開催しております。
受付は12時半からです。終了時間は自由で、どなたでもご参加いただけます。
詳細はこちらをご覧ください。
◎月例法話会【23日(土)】
信徒会館工事中のため大書院にて行います。
ご参加は自由ですのでお気軽にお越しください。➡次回予告のページ
当月講師 : 時宗布教伝道研究所
兵庫県明石市 法音寺 井上誠子 師
◎大施餓鬼法要【27日(水)】
ご先祖様への供養への供養をいたします。
どうぞご参拝ください。
午前10時 檀信徒総会
午前10時半 法話
午前11時 大施餓鬼法要
◆今月の催事◆
◎蚤の市(骨董市)【3日(日)】
毎月第1日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-4416-2168(石田様)
◎ボロ市(骨董市)【17日(日)】
毎月第3日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-2660-6935(中島様)
◎寺ヨガ【17日(日)】
今月は第3日曜日 於:大書院
9時~ / 11時~ / 1時~(各1時間)
午前9時~。午前11時~。午後1時~。
お問い合わせ・お申込み:090-4365-5034(ナーニャ先生)
◎野菜市【6,13,20,27日】
毎週水曜日 午前中(雨天中止)
◆今月の言葉◆ →<一覧>
始の一念よりほかに 最後の十念なけれとも
念をかさねて始めとし 念をつくるを終とす
「別願和讃」
~ 一遍上人のおこころ ~
念仏往生とは思いをこめて名号(南無阿弥陀佛)を称えればそれでよい。 思いがなくなれば終わりなのだから、一念一念を大切に称えるべきである。 |
◎追善供養
私事ではございますが、先日兄の17回忌を迎えました。月日が経つのは早いなと感じながら、何年経っても忘れる事のない大切な存在であると改めて考えさせられました。
さて、今月は“追善供養”についてお話させていただきます。追善供養とは、「善事(法会)を修し供養を施して、亡くなった方々の冥福を祈る行為」のことをいい、一般的には、年回忌法要や彼岸の際に法要を行うことを指します。
家族や友人を亡くしますと、耐えることのできない悲しみ、そして生きる希望を失うほどの喪失感に襲われます。それは、時間をかけることで落ち着かせていくことは可能かもしれませんが、その悲しみが完全に消えてなくなることはございません。
では、どういった姿勢でその悲しみに向き合っていけばよろしいのでしょうか。
私たち僧侶が朝の御勤めでお称えしている『往生禮讃偈』には次のような一文が繰り返し登場致します。
「願共諸衆生 往生安楽国」(願わくは諸々の衆生と共に、安楽国に往生せん)。これは、共に阿弥陀仏の極楽世界に往生できるようにという切なる願いが込められた一文であります。
いくら大切な存在であった人のことでも、日々の生活で四六時中思い続けて生きていくことは難しいです。だからこそ私は、衆生を極楽世界に導くためのものである『往生禮讃偈』をお称えする際には、特に先祖への思いを強く馳せております。しかし、一般信徒のみなさまが、僧侶と同じように『往生禮讃偈』をお称えすることは、中々大変ではないかとお察しします。
それに対して、“南無阿弥陀佛”と念仏を称えることであれば、実践できるのではないでしょうか。今月のことばで宗祖がおっしゃっていますように、ただ一念の念仏に思いを込めて称えることが重要であります。
死は誰にでも訪れるものです。それは、いつ、どこで、どんな時に直面するかわかりません。自分の身近な人に死が訪れた時に、どういった姿勢で向き合うべきかを今一度考えてみましょう。
大切な存在を失う悲しみを乗り越え、阿弥陀仏のご加護を願いながら念仏を称えるという行為は、私たち人間にしかできないことであります。みなさまには、ご先祖様を思いながら手を合わせる時間をどうか大事にして頂ければと思います。
合掌
(内近司 常盤 慈人)
◆遊行寺宝物館◆
特別展 「藤沢山の伝承」
・開館日:毎週月・土・日曜日・祝日
・開館時間:午前10時~午後4時30分
(入館は午後4時まで)
・入館料:500円(小・中学生300円)