9月のお知らせ

2017-09-01

秋とはいえ、まだまだ暑い日が続いています。

今月は伝統ある「薄念仏会」、一遍上人をお偲びする「秋季開山忌」がございます。

開山忌では法要と並んで奉納芸能も予定しております。皆様お誘い合わせの上、ぜひご参詣ください

◎「今月のお知らせ」のPDF版は→「遊行寺だより(9月)

 

【総本山執事長 任期継続のお知らせ】
先月行われた「時宗宗務総長選挙」の結果を受けまして、総本山執事長 桑原弘善の再任(任期4年)が決定いたしました。(時宗機関紙『遊行』201号に挨拶文が掲載されます)

 

◆今月の行事◆

◎写経会【6日(日)13時】

毎月第1日曜日に開催しております。

受付は12時半からです。終了時間は自由で、どなたでもご参加いただけます。

詳細はこちらをご覧ください。

 

薄念仏会【15日(金)13時半】

「薄念仏」は踊り念仏の一つであり、一遍上人の時代より続いています。

どなた様でもご参詣いただけます。

 

◎秋季開山忌【21日(木)~24日(日)】

宗祖一遍上人の忌日法要として大施餓鬼法要を厳修いたします。

また期間中、各家先祖供養を随時受付いたします。

921日(木)

10:30 開白法要

引き続き 藤嶺学園物故者慰霊法要

13:30 大施餓鬼法要

15:00 奉納芸能(開山忌寄席) 柳亭左龍氏

922日(金)

10:30 大施餓鬼法要

13:30 大施餓鬼法要

14:00 宝物館館内ガイド(45分)

15:00 奉納芸能(講談) 龍斎春水氏

923日(土)

10:30 大施餓鬼法要

13:30 稚児行列

 →「稚児申込用紙・詳細」(申込みの受付は9月1日9時より)

引き続き 大施餓鬼法要

引き続き 月例法話会

15:30 踊り念仏奉納 藤沢市踊り念仏保存会

16:00 日想観法要

924日(日)

10:00 日限地蔵菩薩御縁日法要

10:30 大施餓鬼法要

引き続き 結願法要

 

◎月例法話会【23日(土)】

大施餓鬼法要に引き続き本堂にて行います。

ご参加は自由ですのでお気軽にお越しください。→次回予告のページ

当月講師  :  時宗宗学林学頭

滋賀県大津市 長安寺 長澤昌幸ながさわしょうこう 師

 

 

 ◆今月の催事◆

◎蚤の市(骨董市)【3日(日)】

毎月第1日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)

お問い合わせ:090-4416-2168(石田様)

 

◎ボロ市(骨董市)【17日(日)】

毎月第3日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)

お問い合わせ:090-2660-6935(中島様)

 

◎寺ヨガ【10日(日)】

毎月第2曜日開催。午前9時~。午前11時~。午後2時~。

お問い合わせ・お申込み:090-4365-5034(ナーニャ先生)

ホームページ

 

◎野菜市【6,13,20,27日】

毎週水曜日 午前中(雨天中止)

 

 ◆今月の言葉◆   <一覧>

ら自身の自身のあやまちを制して

他人の非をそしることなかれ

一遍上人『時衆制誡』

 

 

  ~ 一遍上人のおこころ ~

つねに自分自身の言動を省みて、他人の欠点だけを非難してはならない。

時には相手の非に寛容になることも必要である。

 

◎“彼岸への道”

9月になるとやはりお彼岸が思い浮かびます。

「彼岸」は日本古来の習慣で、春分、秋分の日を中日として前後3日間、計1週間の期間をさします。中日は太陽が真西に沈むことから、阿弥陀仏のおられる西方極楽浄土を想像するのにふさわしい日でもあります。

ただしもともと「到彼岸」=“智慧の完成”という言葉があるように、「彼岸」は煩悩が尽きない状態(此岸)から煩悩が滅された状態(彼岸)へ至るための修行期間という意味があります。

そして、その具体的な実践方法として「六波羅蜜」が挙げられます。「波羅蜜」とは先ほどの「到彼岸」と同じ意味です。

【六波羅蜜】

①布施(ふせ)・・・他者へ分け与えること。物質だけでなく笑顔や良い言葉づかいなどを他者へ施すことも言います。

②持戒(じかい)・・・戒を保つこと、自主的に善行を心がけること。

③忍辱(にんにく)・・・あらゆる障害に対して耐え忍ぶこと。

④精進(しょうじん)・・・目標に向かい努力すること。

⑤禅定(ぜんじょう)・・・精神を集中し、心を安定させること。

⑥智慧(ちえ)・・・お釈迦様の教えを分析し、ものごとの真実を見極めること。①~⑤は智慧波羅蜜へ到る手段です。

この6つの修行が悟りへの道の基礎となるものですが、どれも“言うは易し行うは難し”ではないでしょうか。特に3番目の「忍辱」は楽な暮らしになれた現代の私たちには耳が痛いものかもしれません。ですが、耐え忍ぶことは他人に対しても自分自身に対して福徳をもたらします。耐えること、寛容であることは怒りの感情を生まず人を傷つけることがありません。また、いかなる苦境にも耐えることはその人を成長させやがて大輪を開かせます。ただし心の中にモヤモヤを残して我慢することが「忍辱」では決してありません。あくまでも自分のための修行として精進することが大事なのです。

合掌

(山務書記:髙垣浩然)

 ◆遊行寺宝物館◆

企画展『遊行上人の軌跡』

  〔7月22日(土)~10月2日(月)〕

・開館日:毎週月・土・日曜日・祝日

・入館料:一般400円、中学生以下200円
(15名以上の団体は2割引き)

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