7月のお知らせ
寺務所前の蓮が大輪の花を開こうとしています。
7月となり、お盆を迎える地域もあり、夏の到来を感じさせる今日この頃です。
また、先月はお陰様をもちまして、「大施餓鬼法要」、「犬猫慰霊法要」を無事厳修いたしました。
時節柄体調を崩しやすい季節ですので、くれぐれもご自愛ください。
◎「今月のお知らせ」のPDF版は→「遊行寺だより(7月)」
フォトギャラリー 今月の一枚 |
題 名:あじさい ご投稿者:ようかんぱん 様 |
◆今月の行事◆
◎月例法話会【23日(木)】
14時より信徒会館にて行います。
ご参加は自由ですのでお気軽にお越しください。→次回予告のページ
当月講師 : 時宗布教伝道研究所
京都府京都市 金光寺 新堀俊尚 師
◆今月の催事◆
◎第11回 藤沢宿・遊行の盆【31日(日)】
神奈川県で最大級のお盆祭りで、29日(前夜祭)から3日間開催されます。最終日の31日は遊行寺境内で西富ばやし・踊り念仏の他に大盆踊り大会などが催されます。
◎蚤の市(骨董市)【3日(日)】
毎月第1日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-4416-2168(石田)
◎ボロ市(骨董市)【17日(日)】
毎月第3日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)
お問い合わせ:090-2660-6935(中島)
◎野菜市【6,13,20,27日】
毎週水曜日 午前中(雨天中止)
◆今月の言葉◆ →<一覧>
ふればぬれ
ぬるればかはく
袖のうへを
雨とていとふ
人ぞはかなき
~ 一遍上人のおこころ ~
雨が降れば濡れ、そして濡れたものはやがて乾くのが道理であるのに、雨が降ってきたからといって慌てて避けようとすることは愚かなことである。 |
◎“仏様のものさし”
先月、犬猫慰霊法要と大施餓鬼法要という二つの大きな法要を厳修いたしました。梅雨の時期だけに雨が心配でしたが、天気にも恵まれ多くの方にご参拝をいただきました。
さて、私たちは雨が降ると「天気が悪い」、「うっとうしい天気」などと表現することがあります。自然をはぐくみ、大地に恵みをもたらす雨も、自分に都合が悪ければ時として“悪”のレッテルを張ってしまうのです。
天気に限らず、世の中では学校の成績、運動能力、仕事能力などで様々に「人の価値」がつけられます。それは私たちが日頃から「人間のものさし」で物事を判断しているからです。
「人間のものさし」は対象が有益かどうか、自分にとって損か得かで判断します。例えば、“成績のいい子、仕事ができる人が偉い”、“あの人は怒りっぽくて嫌い”、“この人には逆らわない方がいい”、などです。しかも、このものさしの目盛りは自分勝手に変化してしまうので、自分には甘くなったり、他人には厳しくなったりとたいへん厄介です。
それに対して「仏様のものさし」はその存在そのものの価値を測ります。決して、他の存在とは比べません。また、自分にとって有益かどうかで目盛りが変わることもないので、「あるがままの命」を慈しむことができるのです。
現実社会は、損得や学力、経済力など「人間のものさし」であふれています。そして人は“比べること”で差別を生み、自ら苦しみを生み出していることになかなか気づくことができません。
「隣の芝は青い」ことに気を取られず、目の前にある我が子や家族、毎日の食事などあるがままを「仏様のものさし」で眺めましょう。
合掌
(山務書記:髙垣浩然)
◆遊行寺宝物館◆
ふじさわ宿交流館開館記念特別展
『藤沢宿と遊行寺』
〈4月29日(金祝)~7月18日(月祝)〉
・開館日:毎週月・土・日曜日・祝日
・入館料:一般500円、中学生以下300円
(15名以上の団体は2割引き)
・主な展示:遊行寺開山 吞海上人坐像 天正16年(1588)