5月のお知らせ

2016-05-01

風薫る5月、皆様いかがお過ごしでしょうか。

境内を彩る鮮やかな新緑を眺めていると、日常の疲れも癒されるようです。

先月は無事、春季開山忌法要を厳修することができました。御志納、御助力を賜りました皆様におかれましては、厚く御礼申し上げます。

今月は大型連休、祝日等で遠方へお出かけの方も多いかと存じます。くれぐれも交通事故にはお気を付けください。

◎「今月のお知らせ」のPDF版は→「今月のお知らせ(5月)

 

 フォトギャラリー 今月の一枚  
本堂とつつじ
 題  名:本堂とつつじ
 ご投稿者:れん 様

 

◆今月の行事◆

 

 ◎月例法話会【23日(月)】

15時より本堂にて行います。

ご参加は自由ですのでお気軽にお越しください。→次回予告のページ

当月講師  :  時宗布教伝道研究所

群馬県桐生市 青蓮寺 本間光雄ほんまこうゆう 

 

 ◎菖蒲園開放【28日(土)~6月17日(金)】

今年も花菖蒲の開花に合わせ、期間限定で菖蒲園を開放いたします。遊行寺の菖蒲園は小規模ながら、色鮮やかな菖蒲と昔ながらの書院との調和が楽しめると、ご好評をいただいております。ぜひ、穏やかなひと時をお過ごしください。

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◆今月の催事◆

◎蚤の市(骨董市)【1日(日)】

毎月第1日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)

お問い合わせ:090-4416-2168(石田)

 

◎ボロ市(骨董市)【15日(日)】

毎月第3日曜日、8時ごろよりお昼過ぎまで開催(雨天中止)

お問い合わせ:090-2660-6935(中島)

 

◎野菜市【4,11,28,25日

毎週水曜日 午前中(雨天中止)

 

 ◆今月の言葉◆   <一覧>

観音勢至かんのんせいし勝友しょうゆうあり

一遍上人

  ~ 一遍上人のおこころ ~

阿弥陀如来の脇侍わきじであられる観音菩薩・勢至菩薩は極楽往生を志す念仏行者のよき同朋である。

 

慈母じもの観音さま

よく知られているとおり5月の第2日曜日は、「母の日」として母の常日頃の苦労をいたわり、母への感謝を表す日です。

 

また、5月5日の「こどもの日」も、祝日法によると「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日であると定められています。子供をひとりの人格を持つ人間として尊重するにあたり、大変な苦しみを乗り越え出産してくれた母への感謝を教えることは、とても大切だと思います。

さて、本来仏さまに性別はないでしょうが、仏教で“母”に挙げられる代表は「慈母観音」・「悲母ひも観音」とも呼ばれる観音さまです。観音さまは正しくは「観世音かんぜおん菩薩」・「観自在菩薩」等とお呼びします。全国に多くの観音霊場がありますし、『般若心経はんにゃしんぎょう』の冒頭で登場されることをご存じの方も多いのではないでしょうか。

観音さまは「音をる」と書きます。「観る」とは単に見るのではなく、内面まで見通し、明らかにする観察かんざつのことです。ですから「自由自在に世の中の音(苦しみの声・救いを求める声)」を観て、お救いくださる仏さまなのです。

そしてこの観察力と慈悲じひの象徴が観音さまとも言えます。自分以外から聞こえる「音」を観察し、慈悲をもって苦しみを除かれるお姿は、私たちの理想の在り方です。

現代社会は、いじめや自死、孤独死といった多くの問題をはらんでいます。インターネットが発達し人間関係が見えにくい現代だからこそ、観音さまのように私たちは他者の救いの声を観じ、心から寄り添うことが必要不可欠ではないでしょうか。

観音さまは常に念仏行者の慈母として、勝友(よき同朋)として、極楽往生を願う私たちに付き添ってくださっています。

                合掌

(山務書記:髙垣浩然)

 ◆遊行寺宝物館◆

ふじさわ宿交流館開館記念特別展

藤沢宿と遊行寺

〈4月29日(金祝)~7月18日(月祝)〉

・開館日:毎週月・土・日曜日・祝日

・入館料:一般500円、中学生以下300円
(15名以上の団体は2割引き)

・主な展示:遊行寺開山 吞海上人坐像 天正16年(1588)

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