7月のお知らせ
いよいよ夏本番となりました。
また7月となり、お盆を迎える地域もございます。
ご先祖様を迎えるにあたり、仏壇の清掃や盆飾りの準備を行いましょう。
時節柄体調を崩しやすい季節ですので、くれぐれもご自愛下さい。
今月の行事
◎月例法話会
23日 14時より本堂にて
当月講師 : 時宗布教伝道研究所
静岡県富士市 泰徳寺 木本 鑑乗 師
今月の催事
7月26日 遊行の盆 (主催 藤沢宿・遊行の盆実行委員会、藤沢商工会議所)
遊行の盆は24日(前夜祭)から3日間開催されます。
最終日の26日には境内を会場に、西富ばやし、踊り念仏の他に、秋田の西馬音内(にしもない)盆踊り、東京高円寺阿波おどり(朱雀連)、そしてどなたでも参加できる「市民大盆踊り大会」も行われます。
この機会に、ぜひご家族そろってご参詣下さい。
今月の言葉
帰家穏坐(きかおんざ)
「家に帰って穏やかに坐る」意味から、厳しい修行の末に悟りの境地に安住すること。
太平洋戦争や東日本大震災、また最近では御嶽山噴火等により、未だ行方不明で自分のお墓に納まることも叶わない方がいらっしゃることは、大変悼ましいことであります。
「墓」という漢字は、「莫」と「土」から成り立ち、莫は太陽が草原に沈むさまから『おおいかくす』という意味を表し、土は『土地の神を祀るための柱状の粘土』を表します。そこから転じて『死者をおおいかくす神聖な場所』という意味になりました。
愛しい人、大切な家族を失ったとき、まるでこの世から太陽が消えたように感じる喪失感は皆様も経験があるかと存じます。
故人の墓前に向かい手を合わせることは、その悲しみを乗り越え、先人の苦労と今我々が命あることの幸せに感謝するために大切な行いです。
今年はちょうど戦後七十周年の節目の年であります。
亡くなられた方々が一刻も早く家族の元に帰れる日を願わずにはいられません。
遊行寺宝物館
リニューアルのため、ただいま閉館中です。